×

【記者の目】群抜く本田の世界経験と実績 若いチームに与える影響計り知れない

[ 2018年8月4日 10:40 ]

アジア大会・U―21日本代表メンバー発表

W杯ではコーチを務めた森保監督(左)は本田の“立候補”を歓迎
Photo By スポニチ

 OAにはピッチ上のパフォーマンスはもちろん、チームの意識改革や自身の経験を伝える役割も求められる。五輪代表の活動は日本協会側に拘束力がないため、招集のハードルは高い。過去にOAで五輪に出場した海外組は04年アテネ五輪の小野(当時フェイエノールト)、12年ロンドン五輪の吉田(当時VVVフェンロ)の2人しかいない。ともに本大会時は20代前半だっただけに、東京五輪を34歳で迎える本田が選出されれば異例だ。

 最終的にメンバーに入れるかは別として、本田を早い段階で招集すれば、若いチームに与える影響は計り知れない。3大会連続W杯に出場し、名門ACミランで10番を背負った実績は日本人では群を抜く。21歳で海外挑戦した自身の経験から、若手にも欧州移籍の必要性を説くことは間違いない。優勝を公言する高い目標設定も伝染する可能性が高い。世界で勝つためには本田のようなメンタリティーの選手が増えることが望ましい。22年W杯カタール大会など、東京五輪の先を見据える意味でも“OA本田”は最善手と思われる。(サッカー担当キャップ・木本 新也)

続きを表示

2018年8月4日のニュース