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C大阪“ゴリラエース”安藤が1次キャンプ帯同 杉本らと競争へ

[ 2018年1月13日 05:30 ]

長崎総科大付からC大阪に入団する安藤
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 C大阪が長崎総科大付高から新加入するU―18日本代表FW安藤瑞季(18)を、U―23チームではなくトップチームのキャンプに帯同させる方針であることが12日、分かった。U―23が発足した16年以降、高卒ルーキーがトップの1次キャンプに帯同するのは初めて。今年度の全国高校選手権でも活躍した期待の高校No・1FWを、日本代表FW杉本健勇(25)らと競争させていく。

 期待値の高さを物語るトップ帯同だ。長崎総科大付高から新加入する安藤を、16日から始まるトップのタイ1次キャンプに帯同させる方針を固めていることが判明した。J3に参戦しているU―23が16年に発足して以降、別々に活動している中で、高卒新人がトップの1次キャンプに加わるのは初めて。異例の抜てきとなった。

 安藤は高校No・1FWと称された逸材。国見高で高木琢也(現長崎監督)や大久保嘉人(川崎F)ら数々のストライカーを育てた小嶺忠敏監督の下で成長してきた。全国高校サッカー選手権大会では1回戦から3試合連続得点を挙げ、同校初の8強入りに貢献した。

 小嶺監督から「ゴリラちゃん」と評されるように、持ち味はフィジカルの強さ。野性味あふれるプレースタイルについて、大熊清チーム統括部長は「岡崎(慎司)のよう」と日本代表FWの名を挙げて説明する。杉本や柿谷、新加入の元韓国代表FWヤンドンヒョンらと定位置を争っていくことになるが、他の選手とは違う特徴を持っているだけに面白い存在となりそうだ。

 昨季に2冠を達成し、ACLも戦う今季は選手層が厚くなったC大阪。近年にない激しいポジション争いに、18歳の安藤も割って入っていく。

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2018年1月13日のニュース