神戸　安達亮強化本部長が退任　強化本部は廃止

　Ｊ１神戸は２日、強化本部長、強化部長、スカウト部長を兼任していた安達亮氏（４８）が１１月１日付で退任したと発表した。また、強化本部は廃止し、安達氏の後任には相田健太郎氏（４３）が就任して強化部長とスカウト部長を兼任することも併せて発表された。

　２０１４年まで神戸で監督を務めた安達氏は昨季までＪ２長崎で２年間ヘッドコーチを務め、今季から古巣に復帰した。だが、クラブは８月にネルシーニョ監督を成績不振により解任。安達氏も田中健一社長や安本卓史事業本部長とともに職を解かれたが、安達氏とクラブ側は解任に伴う違約金を巡って決裂し、安達氏はクラブには残留していたが強化業務には携わらず、事実上の強化部門トップ不在という異常事態が続いていた。

　神戸では、先月、立花陽三氏（４６）がプロ野球の楽天社長と兼任で社長に就任。安達氏の後任となる相田氏は、楽天が運営する中学生の硬式野球チーム「東北楽天リトルシニア」設立に関わった。