×

清武、決勝点演出!代表落選の悔しさ糧に3連勝&3位浮上導く

[ 2017年5月29日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ・第13節   C大阪2―1神戸 ( 2017年5月28日    ノエスタ )

<C大阪・神戸>後半19分、決勝ゴールを決めた水沼(左)を抱き締める清武
Photo By スポニチ

 3試合が行われ、C大阪は神戸を2―1で下し暫定3位に浮上した。W杯アジア最終予選イラク戦(6月13日)の日本代表メンバーから落選したC大阪MF清武弘嗣(27)が決勝点を演出。悔しさを力に変えた。FC東京は甲府と1―1のドローに終わった。

 その一つのプレーが、日の丸を付けるに値する選手だと証明していた。1―1の後半19分だ。敵陣中央でパスを受けた清武は、左サイドに流れた山村の動きを見逃さず。糸を引くような鋭い縦パスを入れ、そこから水沼の決勝点が生まれた。パスのタイミング、強さ、そして正確性…。今回の日本代表メンバーには選ばれなくても、その技術が日本屈指であることは明白だった。

 試合後は珍しく取材エリアを素通り。報道陣の呼びかけにも応えなかった。後半35分にはGKとの1対1を決めきれず。その3分後にもクロスを上げる間際に芝生に躓いて空振りしてしまうシーンはあった。だが尹晶煥監督が「今はチーム全体にやる気がみなぎっている」と評したように、清武は言葉ではなくプレーで“落ち込んではいない”ことを印象づけた。

 チームは今季2度目の3連勝で3位浮上。清武は14年以来3年ぶりの代表メンバー落ちとなった25日に「代表というのはそういう場所。常に人が入れ替わる。切り替えて神戸、新潟に連勝して代表ウイークを迎えたい」と意気込んでいた。悔しさはさらなる成長の糧。次節・新潟戦(6月4日)も勝って今季初のリーグ4連勝へ導き、9月のW杯アジア最終予選(オーストラリア、サウジアラビア戦)での復帰へと歩みを進める。

続きを表示

この記事のフォト

2017年5月29日のニュース