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ACミランの中国投資家グループへの売却 再び遅れる見通し

[ 2017年3月2日 00:27 ]

 日本代表MF本田圭佑(30)が所属するACミランの中国投資家グループへの売却完了が、再び遅れる見通しとなった。

 1日のコリエレ・デラ・セーラなど地元メディアは、3月3日に完結すると見込まれていた経営譲渡手続きが、1カ月遅れることになったと報道。買収を試みている投機会社シノ・ユーロップ社に率いられた中国人投資家グループのうち、2名が撤退を表明。そのため、クラブ株式取得に必要な残り3億2000万ユーロ(約384億円)の支払いが、期限の3日に不可能な見通しになったという。これを受けて、クラブ親会社のフィニンベスト社とシノ・ユーロップ社は交渉を行い、10日までに1億ユーロ(約120億円)を入金し、さらにクラブ株式の完全買取期限を31日までに伸ばすことになったが、今後のーチーム運営や今夏の補強に悪影響が及ぶ可能性が出てきた。

 昨年8月、フィニンベスト社は、同社のベルルスコーニ会長が持つ株式99・93%を、負債を含めて7億4000万ユーロ(当時836億円)で売却することで基本合意に達したと発表。昨年12月、中国政府から投資についての認可が下りるのに時間がかかっているという理由で、支払いが3月3日に延期されていた。

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2017年3月1日のニュース