元Ｊリーガー久野、逆転負けで空砲も晴れ晴れ「いいサッカーが出来た」

第９６回天皇杯全日本サッカー選手権大会４回戦第１日 （ 2016年11月9日    味スタ ）

＜ＦＣ東京・ホンダＦＣ＞前半、先制ゴールを決め喜ぶホンダＦＣ・久野（23）

　ホンダＦＣの快進撃がついに止まった。静岡県大会決勝から史上初めてＪリーグ勢を４戦連続撃破し、４回戦進出。だが、今大会初めてＪ１との戦いとなったＦＣ東京戦は先制しながら逆転負けを喫し、８強入りを逃した。

　それでも前半１８分にはかつてＪ１甲府でもプレーしたＦＷ久野純弥がＭＦ香川大樹のスルーパスを右足で決めて先制するなど、前半を１点リードで折り返すなど、Ｊ１チームを苦しめた。「いいサッカーが出来たので、勝てなかったけど良かった」と久野は晴れ晴れとした表情。「改めて人が見ている中でやるのは気持ちがいいんだな、と思った」と味スタでのプレーを振り返った。

　首位を走るＪＦＬ第２ステージは次節にも優勝が決まる。久野は「その試合に向けて１人１人準備していきたい」と早くも気持ちを切り替えていた。