Ｇ大阪、史上初の３連覇へ劇的８強入り　長沢が古巣戦でＶヘッド

第９６回天皇杯全日本サッカー選手権大会４回戦第１日 （ 2016年11月9日 ）

＜Ｇ大阪・清水＞延長後半、ゴールを決めイレブンに祝福されるＧ大阪・長沢（20）

　第９６回天皇杯全日本サッカー選手権大会は９日、各地で４回戦３試合が行われ、ＦＣ東京、大宮、Ｇ大阪のＪ１勢がそれぞれ準々決勝進出を決めた。ＪＦＬから唯一４回戦進出を果たしたホンダＦＣ（静岡）の９年ぶりとなる８強入りはならなかった。

　ＦＣ東京はホンダＦＣに先制を許したが、ともにリオデジャネイロ五輪に出場した中島と室屋のゴールで２―１と逆転勝ち。大宮は後半４４分に家長がＰＫを決めて１―０でＪ２横浜ＦＣに勝利した。

　史上初の３連覇を目指すＧ大阪は、Ｊ１昇格のかかるリーグ戦との兼ね合いで大幅な選手入れ替えを敢行したＪ２清水に苦戦し、０―０で延長戦に突入。だが、迎えた延長後半７分、遠藤の左ＣＫを途中出場していたＦＷ長沢がヘディングシュートで昨季途中まで在籍した古巣のゴールネットを揺らして１―０で勝利を収めた。

　４回戦の残り５試合は１２日に行われ、準々決勝は１２月２４日に開催。同２９日の準決勝を経て、来年元日に吹田スタジアムで決勝戦が行われる。