×

神戸DF岩波、決死の「みぞおちブロック」で完封勝利に貢献

[ 2016年7月18日 05:30 ]

明治安田生命 J1第2S第4節 神戸2―0湘南

(7月17日 ノエスタ)
 決死の「みぞおちブロック」で、リオ五輪代表DF岩波が完封勝利に貢献した。1―0の後半26分、ペナルティーエリア内に入ってきた湘南のMF長谷川にスライディング。こぼれ球に飛び込んできたMF石川のシュートに対しては、転んだ状態で体を投げ出し、みぞおちに当てて決定機を阻止した。

 「あの時間帯はきつかったし、みぞおちにシュートが当たって苦しかった。無失点で終われたことが良かった」。左膝内側側副じん帯損傷から戦列に戻り、復帰後2戦目。前節は2―0からの逆転負けを食らっただけに「点を取ってからの10分ぐらいを集中しよう」と選手間で話し合ってきた。先制後に長く続いた劣勢を耐え抜いたことは、完全復活に近づいたことを証明した。

 両親や出身の神戸FCの同級生らが駆けつけた一戦で、5月4日の磐田戦以来となるホーム勝利を呼び込んだ。「最後は勝ってから行きたいと思っていた。満足はしてないけど、勝てたことは良かった」。神戸史上初めてとなる五輪戦士。港町の期待を背負い、世界の大舞台に乗り込む。

続きを表示

2016年7月18日のニュース