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中村憲剛&大久保嘉人の夏バテ対策 共通するのは“快眠快食”

[ 2016年7月18日 10:00 ]

<横浜・川崎F>ふろん太と勝利を喜ぶ川崎F・中村(左)と大久保(右)

 まだ梅雨が明けていないが、早くも猛暑到来。暑くて寝苦しい日が続いている。こんな時、Jリーガーはどんな夏バテ対策をしているのだろうか。川崎Fの中村憲剛、大久保嘉人の両ベテランに聞いてみた。

 中村は「暑いと水が飲みたくなるが、あまり水分を取りすぎないようにしている。それも、飲むならなるべく常温で」。熱中症の予防に適量の水分補給は不可欠だ。しかし「水分を取りすぎると、ご飯が食べられなくなる。やはりこういう時ほど、ご飯を食べないと」とエネルギーの元となる炭水化物を取ることを心掛けている。そのために水を飲みすぎてご飯が食べられなくなっては本末転倒。そして「ご飯が進むように、梅干しやキムチを用意してもらったりしている」と“伝統の品”が食卓に並ぶ。「麺類はあまり食べない。のどごしがいいからついつい食べ過ぎる」と栄養が偏らないように気配りしているという。

 睡眠にももちろん気を使う。「寝る時はエアコンを使っている。暑くて寝られなくても困るし、寝られないと体調によくない。ただ、風が吹き付けるように強くかけることはない」とよく食べてよく寝ることに神経を使っている。

 夏場に強く、毎年この時期にゴールを量産して3年連続得点王に輝いた大久保は「特別何もやっていない」と言う。しかし、「みんな暑いと食欲が落ちると言うけど、逆に夏は食欲が出て、よく食べられる。高校生の頃は水を飲みすぎてご飯が食べられなくなったり、下痢をしたりしたこともあったけど、今はまったくない」と言う。食欲とゴール量産は無関係ではないかもしれない。

 フードマイスターの資格を持つ莉瑛夫人が食事に工夫をしていることもあるが「寝る時も以前はエアコンを室温20度ぐらいに設定して、毛布をかぶって寝ていたが、今は寝る前に25度ぐらいにしておいて、寝る時は除湿にしている。熟睡できるようにしているが、あまり神経質にはならないようにしている」と言う。

 大久保はサプリも「小学生の時はプロテインとか飲んでいたけど、中学に進んでからはいっさい飲んでいない。薬に頼りたくない」と、こちらは自然体だ。

 2人に共通するのは快眠快食、よく食べてよく寝ること。シンプルだが、やはり夏バテにはこれが一番だ。(大西 純一)

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2016年7月18日のニュース