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J2千葉、ロスタイム弾で8年ぶり4連敗阻止 関塚監督「サポーターに感謝」

[ 2016年7月16日 20:45 ]

明治安田生命J2第23節 千葉3―2町田

(7月16日 町田)
 明治安田生命J2リーグは16日、各地で第23節の11試合が行われ、8年ぶりのJ1昇格を目指す千葉はアウェーで町田と対戦。リオデジャネイロ五輪メンバーから落選したFWオナイウ阿道(20)の劇的なロスタイム弾で連敗を3でストップし、6月8日の山形戦(フクアリ)以来6試合ぶりとなる勝利をマークした。

 千葉は10日に行われたホームでの前節で、7戦勝ちなしだった水戸に0―1で敗れ、2013年9月以来約3年ぶりとなる3連敗。試合後には、怒ったサポーター約300人が高橋悠太ゼネラルマネジャー(GM、34)と関塚隆監督(55)への説明を求めてゴール裏に居座り、選手が乗ったバスも足止めを食らう騒動に発展した。

 もし町田にも負けて4連敗となれば、J2では初めてで、最下位独走から奇跡のJ1残留を果たした2008年4月から5月にかけて喫した7連敗以来8年ぶりの屈辱となるところだった。

 前半5分にMF町田也真人(26)の2試合ぶり今季7点目となるゴールで先制したが、6分後の前半11分に追いつかれると、後半25分には勝ち越しを許す苦しい展開。だが、6月にJ1鳥栖から期限付き移籍で加入したDF丹羽竜平(30)の移籍後初ゴールで後半37分に追いつくと、ロスタイム突入後の後半50分には左クロスをオナイウが高さを生かして頭で叩きこみ劇的な勝利となった。

 試合終了の瞬間、大きなガッツポーズを見せた関塚監督は「いい戦いしていても結果が伴ってこなければ段々自信がなくなってくる。でも、きょうは最後までこの多くのサポーターが詰めかけてくれて一緒に戦った。これがベースだと思います。本当に感謝したいと思います」とひとまずホッとした様子。マン・オブ・ザ・マッチに選ばれたオナイウは「なかなか厳しい時間帯だったが、皆が勝利に向けて諦めなかった気持ちがあのゴールにつながったのかなと思います」と胸を張った。

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2016年7月16日のニュース