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J2熊本 本震から3カ月、3連敗でストップ 八久保J初弾で先制も巻退場

[ 2016年7月16日 19:59 ]

<横浜FC・熊本>前半、熊本・八久保(中央)はゴールを決め笑顔を見せる

明治安田生命J2第23節 熊本1―1横浜FC

(7月16日 ニッパツ)
 明治安田生命J2リーグは16日、各地で第23節の11試合が行われ、熊本は1―1で横浜FCと引き分け、連敗を3でストップ。熊本地震の「本震」から3カ月、6月26日の岐阜戦(長良川)以来5試合ぶりとなる白星を被災地に届けることはできなかったが、数的不利の中で最後まで戦い抜いた。

 熊本は前半3分、MF八久保颯(23)が右足を振り抜いた両チームを通じて最初のシュートがゴールネットを揺らして先制。ロングボールを元日本代表FW巻誠一郎(35)が頭で競り合って落としたこぼれ球に走り込んだ大卒ルーキーが初先発で決めたJ初ゴールで幸先のいいスタートを切った。

 ロスタイム突入後の前半49分には、キャプテンマークを巻いていた巻が前半13分に続いてこの試合2度目の警告を受けて退場。後半は10人での戦いを強いられたが、数的不利を乗り越え、横浜FCの反撃をかわしながら試合は終盤に入った。だが、勝利まであと少しという後半41分、FWイバ(31)に同点PKを決められた。

 熊本地震発生後は、地震の影響でリーグ戦5試合が中止に。前回勝利をマークした岐阜戦から前節・清水戦(アイスタ)までは、間に順延となった試合が組み込まれたため過密日程となり、15日間で5試合をこなした。その間、1勝1分け3敗。ここ3試合は5失点、4失点、4失点と大量失点で3連敗を喫していたが、最少失点でのドローとなった。

 

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2016年7月16日のニュース