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五輪代表“落選組”の思いは…「気持ちの整理が」「ここからがスタート」

[ 2016年7月1日 19:32 ]

リオ五輪代表メンバーとバックアップメンバーが映し出されるモニターを背に会見を行う手倉森監督

 リオデジャネイロ五輪に出場する男子サッカーの日本代表メンバー18人が1日に発表された。手倉森誠監督(48)が会見で「結局、最終予選のメンバーだよね、と気付いた」と語ったように、1月のアジア最終予選を経験していないのはオーバーエージ枠の3人を除いては負傷のため辞退したGK中村航輔(21=柏)のみ。チームとしての「まとまりを18人でうまく発揮できる、調和のとれたメンバー」(手倉森監督)となった。

 一方で、最終予選の準々決勝・イラン戦で先制ヘッドを決めたMF豊川雄太(21=岡山)、同予選5試合に出場したFWオナイウ阿道(20=千葉)は本大会メンバー入りを果たせず。MF野津田岳人(22)、FW鈴木武蔵(22)の新潟勢は負傷の影響もあって18人から漏れ、バックアップメンバーに回った。クラブを通じてコメントを発表した野津田は「18人のメンバーの中に選ばれることを目標に頑張ってきたので、まだ気持ちの整理がつききらない部分があります」と心情を明かし、「本当に悔しいです」と本音を吐露。「自分自身もっと強くなって、次のもっと大きな舞台で活躍できるように頑張りたいと思います」と悔しさを糧に今後のサッカー人生での活躍を誓っている。

 また、MF伊東純也(23=柏) 関根貴大(21=浦和)、FW金森健志(22=福岡)鎌田大地(19=鳥栖)ら所属クラブで主力として活躍している選手も選から漏れた。金森は代表発表直後に自身のツイッターを更新し、「亀おめでとう!!福岡の代表としてがんばれ!!!!」とチームメートのDF亀川諒史(23=福岡)にエール。ブログでは悔しい心情を明かしながらも、「ただここからが僕のスタートだと思って、日々努力し続けていきます。目標はまだまだ上です」とつづった。フォロワーからは「A代表でワールドカップ取って」「手倉森監督に後悔させるような活躍をしましょう」などの励ましが寄せられている。

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2016年7月1日のニュース