香川　リオ五輪代表へエール「チャンスに感謝してメダル狙って」

４日間の自主トレ合宿を打ち上げ、ファンのサイン攻めにあう香川（右）

　ドルトムントの日本代表ＭＦ香川真司（２７）がＵ―２３世代に金言を送った。

　３０日に宮崎市内で行った４日間の自主トレ合宿を打ち上げ、１日のリオ五輪代表メンバー発表に言及。「選ばれた選手は世界で戦えるチャンスに感謝してメダルを狙ってほしい。選ばれなかった選手は、それを力に変えられるかどうか。その瞬間は悔しいと思うが、どう生かすかで将来が変わる。若い時に悔しい思いをした選手はＡ代表に残ることが多い」と語った。

　自身は０８年北京五輪で代表入りも本大会で１次リーグ３連敗を喫した。１０年Ｗ杯南アフリカ大会は代表から外れサポートメンバーとしてチームに同行。悔しさをバネにＡ代表の背番号１０に上り詰めただけに「若い世代で悔しさを学ぶことは次につながる。いかに受け入れて乗り越えるか」と実感を込めた。

　合宿最終日は本人の強い希望で期末テスト期間中の地元中学生クラブを相手に８対８のハーフゲームを消化。ドルトムントの始動に合わせて近く渡欧する。