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離脱中の岩波選出…手倉森監督「大きな決断。思った以上に回復早い」

[ 2016年7月1日 15:10 ]

リオ五輪メンバーを発表する手倉森監督

 リオデジャネイロ五輪に出場する男子サッカーの日本代表メンバーが1日、東京都文京区のJFAハウスで発表された。会見に臨んだ手倉森誠監督(48)は「悩みに悩み抜いた」と前日深夜まで18人の人選に悩んだことを明かし、本大会の目標については「一番上のメダルを目指してやりたい」と宣言した。

 メンバーを決めたのは「(前夜)よし寝る、と思った時。自分の中で決めて寝ました」と話した手倉森監督。最も頭を悩ませたのは左膝じん帯損傷で5月のトゥーロン国際大会を途中離脱したDF岩波拓也(22=神戸)を選出するかどうかだったようで、バックアップメンバーに回ったDF中谷進之介(20=柏)との二者択一の中での決断だったという。

 「(6月29日の)南アフリカ戦で高いパフォーマンスをしてくれた中谷進之介、ここには来なかった岩波の回復状況。予測での計算しかない。そこを決断するにあたって、慎重だったし、大きな決断だった」と指揮官。岩波はまだ復帰していないが、「彼のトレーニングをしっかり見ている」代表スタッフから情報を得ているといい、「思った以上に回復が早くて、来週から完全合流すると。ともすれば9日の試合に間に合うという情報をもらっています」。そして、「このチームに絡み続けてきた彼、間違いなくコンディションをそこにもってこられるだろうなと確信しました」と本大会での完全復調に期待を寄せた。

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2016年7月1日のニュース