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G大阪・藤春 リオ五輪出場へ意欲 2年後W杯も見据え「成長できる」

[ 2016年6月11日 10:02 ]

<浦和・G大阪>延長後半13分、G大阪・藤春が決勝ゴールを決めガッツポーズ

 リオ五輪オーバーエイジ(OA)の最終候補5人に残ったG大阪DF藤春廣輝(27)が10日、五輪出場への思いを初めて口にした。前日9日に長谷川監督が派遣を容認。それを受け、「2年後のW杯でメンバー入りしたいなら、世界大会の経験は大事になる。チャンスがあればいきたいし、成長できると思う」と、リオ経由で18年ロシアW杯を目指す意気込みを見せた。

 88年生まれの藤春は08年北京五輪世代。当時は「意識したこともない」と遠い世界のように感じていたという。世代別代表でも世界大会とは無縁だった。だがハリルホジッチ監督就任後、A代表に初めて選出。キリン杯メンバーには招集されなかったものの、日の丸を背に世界と戦う意識を強めた。

 「G大阪ではそういうキャラではないけど、下の世代を盛り上げたい」

 12年ロンドン五輪ではOA枠で出場した日本代表DF吉田(サウサンプトン)がリーダーシップを発揮。ベスト4進出に大きく貢献し、今や日本代表のDFリーダーにまで成長した。藤春も麻也に続くつもりだ。

 「1月のアジア最終予選決勝、韓国戦は見た。でも、まだ自分が入るイメージはできていない」

 そう話すものの、50メートル5秒8の快足は大きな武器。まずは11日から再開するJ1リーグ・湘南戦(吹田S)で、OA候補の実力を示す。

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2016年6月11日のニュース