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U23派遣登録待って!JOCに異例の要請 ケガ人続出で…

[ 2016年6月11日 05:30 ]

 U―23日本代表のスタッフ会議が10日に都内で行われ、日本オリンピック委員会(JOC)への派遣登録手続きを先送りすることを決めた。当初はこの日が期限だったが、主力に多く出ている故障者の回復具合を見極めるための措置で、JOCからも了承を得たという。8日の強化部会ではオーバーエージ(OA)枠を含め35人のリストが報告されたが、再度、増枠してメンバーを練り直す。

 手倉森監督を中心に数時間に及ぶ会議が行われたが、結論は先送りだった。本来ならこの日がJOCに選手の派遣登録手続きを行う期限だったが、日本協会の霜田技術委員は「JOCに(期限を)先に延ばしてもらえないかとお願いをして(期限については)調整中」と、明かした。

 延期の理由は主力にケガ人が続出したため。1月のリオ五輪アジア最終予選に登録された23人中、FW久保(ヤングボーイズ)、MF中島(FC東京)、DF奈良(川崎F)ら12人が同予選後、ケガのため離脱。既に実戦復帰した選手もいるが、コンディションを見極める必要がある。8日の強化部会で一度は35人のリストが報告されたが、霜田氏は「(ケガ人を)どこまで待てるのか。それに対応するために枠を増やす」と、再度、人選に幅を持たせる方針だ。

 霜田氏は新たな期限について「6月いっぱい」とめどを示しており、25日の第1ステージ終了を待って選出することもできる。OA枠を含む18人の五輪出場メンバーの発表は7月の上旬。48年ぶりのメダル獲得を目指し、選考を続ける。 

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2016年6月11日のニュース