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手倉森監督 選手に“OA超え”令「俺にOA枠使わせるな」

[ 2016年5月10日 05:30 ]

イレブンに厳しい表情で指示を出す手倉森監督(手前)

 リオデジャネイロ五輪に出場するU―23日本代表の佐賀合宿が9日、佐賀市内でスタートした。手倉森誠監督(48)は選手らに、11日のガーナA代表戦と下旬のトゥーロン国際大会で、24歳以上が対象のオーバーエージ(OA)枠を使わなくても五輪本大会に臨むことができる力を示すようにハッパを掛けた。

 俺にOA枠を使わせるな!!指揮官は練習前のミーティングで選手に訴えた。「(自身は)OA枠を行使すると言った。ただ、OA(の選手)が来られるか来られないかでは(メンバー構成は)決まらない。U―23世代だけで(五輪に)行ける力をガーナ戦、トゥーロンで示せ」と“OA超え”を選手らに課した。

 ターゲットも示した。「アタッカーは(川崎Fの大久保)嘉人、MFは(フランクフルトの)長谷部、DFは(サウサンプトンの吉田)麻也を超えなきゃいけない」と語った。A代表クラスの選手は、ほぼ全員OAの大枠リストには入っていたという指揮官。現在のリストに「残っているか、残っていないかは別として」と前置きした上で、14年W杯ブラジル大会に主力として出場した3人の名前を挙げた。リオ五輪でのメダル獲得という目標を達成するためにはOAありきではなく、U―23世代の底上げは不可欠。ピッチ上での指導はもちろん、言葉でも成長を促していく。

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2016年5月10日のニュース