ＦＣ東京Ｕ―２３　中島の先制アシストで初勝ち点ゲット「狙っていた」

Ｊ３第５節第２日 ＦＣ東京Ｕ―２３　１―１　Ｇ大阪Ｕ―２３

（4月17日 夢の島）
　今季からＪ３に参戦しているＦＣ東京Ｕ―２３は１７日、東京都江東区にある夢の島競技場でＧ大阪Ｕ―２３と対戦し、今夏のリオデジャネイロ五輪でも活躍が期待されるＵ―２３日本代表ＭＦ中島翔哉（２１）が先制アシストをマークした。

　台風のような強風が吹き荒れる中、風下だった０―０の前半２８分、右ＣＫから「中に強い人がいるんで、入りそうなところを狙っていた」とＦＷ林の頭にピタリと合わせ先制点をお膳立て。

　試合はその６分後にＵ―１９日本代表のエースＭＦ堂安に決められ１―１のドローに終わったが、開幕５戦目にしてチームは初めての勝ち点を獲得し、中島は「勝っても負けてもおかしくない試合だった。両方の可能性があった。２点目を取れれば良かった」と振り返った。

　Ｊ３には今季からＦＣ東京、Ｇ大阪、Ｃ大阪のＵ―２３チームが参戦。Ｇ大阪、Ｃ大阪はトップチームとＵ―２３チームが完全に分かれて練習を行っている中、分けずに全体練習を行っている唯一のチームが、ＦＣ東京だ。そのために、オーバーエージ枠の人選も含め常に即興での戦いを強いられており、開幕から４連敗となかなか結果が出ない苦しい状況だったが、この日は中島らが中心となって前半から何度も相手ゴールに襲いかかった。

　Ｊ１での出場も期待される中島も「この１週間で勝てるように、自分たちを分析して、勝てるようにやっていきたい。少しずつ良くなっている。自分たちは若いんで、急激に成長できる。足りないところがどこなのか、考えてやっていきたい」と初勝利を目指して前を向いた。