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新潟 今季ホーム初白星&初完封!レオ公式戦1号が決勝点

[ 2016年3月28日 05:30 ]

<新潟―鳥栖>後半30分、新潟MFレオ・シルバ(左)が公式戦今季初ゴールを決める

 ホーム初白星&今季初完封だ!新潟は、ナビスコ杯第2節で鳥栖に1―0で勝ち、リーグ戦を含めて今季公式戦6試合目で初完封、ホーム3戦目で初勝利を挙げた。0―0の後半30分にMFレオ・シルバ(30)が今季公式戦初ゴールを挙げ、守備陣が守りきった。ナビスコ杯は通算1勝1敗となり、勝ち点3でBグループ3位に浮上した。

【試合結果 予選リーグ順位表】

 ビッグスワンに春を呼ぶ勝利が訪れた。待ちに待った今季ホーム初勝利に、約1万2000人のサポーターが勝利の万歳に酔いしれる。吉田監督も「ビッグスワンで勝つという、1つのヤマを越えることができた。安どすることなく、次に向かっていきたい」とホッとした表情を見せた。

 これまで、リーグ戦4試合で失点11、ナビスコ杯の初戦も失点1と、毎試合失点が続いていた。その守備陣が奮起。前半から幾度となく続いた鳥栖のセットプレーを、GK守田を中心に一丸となって守り抜いた。

 守田は「(自分を)ブロックしてくる選手がいなかったので、出られるときはどんどん狙っていこうと思った」と、積極的にパンチングではじき返す、気迫あふれるプレーを見せた。指揮官も「きょうは、守田がとてもいい反応やセーブを見せて我々を救ってくれた」と高評価。守田も「これまで勝負どころで仕事ができていなかった。きょうはできた」と無失点に胸を張った。

 守備陣が踏ん張れば、攻撃陣が応える。ハーフタイムに、中央左にスペースが空くと、チームメートで話していたその場所に、絶妙なコンビネーションで切れ込んだ。0―0で迎えた後半30分、レオからMF加藤にパスが通り、その裏に再びレオが走り込む。絶妙なスルーが空いたスペースを貫いた。

 「自分のマークの後ろが空いていた。そこにレオが走り込んでくれたので、合わせるだけだった」と絶妙なアシストを記録した加藤。GKの右脇をすり抜けるシュートでゴール左隅に決勝弾を決めたレオは「苦しい時間帯だったが、狙い通りにスペースに走り込めた」と満足そうに話した。

 今季初のホームでの万歳。レオは「これから、もっと成長していくことが我々の課題。今度はリーグ戦で順位を上げていかないと。もっと上を目指していきたい」と話した。攻撃陣、守備陣の双方が奮闘して手にしたホーム初勝利と初完封。この1勝を、今季のターニングポイントにするつもりだ。

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