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FC東京 痛恨ドローも…視察ハリル監督は丸山&森重を絶賛

[ 2016年3月16日 05:30 ]

<FC東京・江蘇蘇寧>前半、体を張って守備にいくFC東京・丸山(左)

 ACL1次リーグE組のFC東京は15日、ホームで行われた第3戦で江蘇蘇寧(中国)とと0―0で引き分けた。1勝1分け1敗の勝ち点4で、3位から浮上できなかった。日本代表DFの森重真人(28)、丸山祐市(26)を中心に、元ブラジル代表MFアレックス・テイシェイラ(26)らを擁する中国の強豪をシャットアウトしたが、ゴールを奪えなかった。

 攻守で明暗が分かれた。守備陣は奮闘したが、攻撃陣は最後までゴールを奪えずにホームで痛恨のドロー。城福監督も「DFに関しては組織的な守備ができた。だからこそ勝ち点3を取りたかった」と振り返った。

 相手は今オフ、移籍市場で最多の125億円を投入した“爆買い軍団”。MFラミレスは出場停止だったが、移籍金65億円で加入し現在リーグ得点王のテイシェイラは13年コンフェデ杯の日本戦で得点を決めた1メートル91の長身FWジョーとともに先発した。だが、森重&丸山の代表センターバックコンビを中心に、FC東京が誇る鉄壁の守備陣が最後まで立ちふさがった。

 これには視察した日本代表のハリルホジッチ監督も「森重と丸山にとっては良いゲームだった」と満足げ。マッチアップしたジョーも「5番(丸山)はとても強力なDF。3番(森重)は経験が豊富だ」と称賛の言葉を並べた。今月7~9日の代表候補合宿にも呼ばれた丸山は、森重とともに2月20日から実に25日連勤。「これを続けていくことが大事。今はできているけど、疲れているときにどれだけできるか」。だが、疲れも見せず待望のA代表デビューに向け大きなアピールとなった。

 1次リーグは3試合を終え勝ち点4。チームは今後、鉄壁の守備をベースに、課題の攻撃でレベルアップして1次リーグ突破を目指す。

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