水沼“ポスト太田”に名乗り！ＡＣＬプレーオフへＦＫお任せ

シュート練習をこなすＦＣ東京ＭＦ水沼

　鳥栖からＦＣ東京に加入したＭＦ水沼宏太（２５）が“ポスト太田”に名乗りを上げた。チョンブリ（タイ）とのＡＣＬプレーオフ（９日、味スタ）に向けた７日の練習でキッカーを務め「キックの部分はストロングポイントだと思うので、多く出していければ」と意気込んだ。

　これまで絶対的なキッカーを務めた太田がフィテッセに移籍。昨季はＪ１トップの１３アシストで、直接ＦＫでは横浜ＭＦ中村と並ぶ３本を決めるなど、その左足は大きな得点源だった。城福監督も「去年までの太田宏介は特別な選手で、あれくらいの精度まで近づけるようにトレーニングしてほしい」と後釜の出現を望み、その中で大きな期待を背負うのが水沼だ。

　鳥栖でキッカーを務めていた水沼は昨季、直接ＦＫで太田、中村に次ぐ３位タイの２得点を挙げた。鳥栖１年目の１２年には８アシストを記録するなど実績は十分で「（太田とは）キックの種類が違う。一発で合うか分からないけど、自分のボールの質、スピードだったりを覚えてもらって、タイミングを合わせていきたい」と力を込めた。この日の練習でも直接ＦＫを決め「自信を持って蹴れている」。１月２７日の札幌との練習試合で今季チーム初得点を決めた水沼が、公式戦初戦でも１号弾を狙う。