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U22 やっぱり久保&南野頼み!2戦連続0―0で指揮官痛感

[ 2015年12月15日 05:30 ]

カタールから帰国したU―22日本代表の手倉森監督

 中東に遠征していたU―22日本代表が14日、UAEのドバイから成田空港着の航空機で帰国した。遠征中のU―22イエメン代表戦、同ウズベキスタン代表戦でスコアレスドローに終わったことから、手倉森誠監督(48)は攻撃陣のテコ入れを示唆。ヤングボーイズFW久保裕也(21)、ザルツブルクFW南野拓実(20)の必要性を説き、18日にメンバーが発表されるアジア最終予選(来年1月12日開幕、カタール)に招集する意向を示した。

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 やっぱり海外組は必要だった。成田空港で取材に応じた手倉森監督は「この合宿のメンバーで点を取れれば良かったが、実際に(現地での)シミュレーションで点を取れなかった。(海外組の)必要性を感じる」と明かした。イエメン戦、ウズベキスタン戦ではいずれも無失点で守備には手応えを感じた。しかし、攻撃陣は最終予選に出場する国との2試合で無得点。久保、南野の名前が挙がるのは必然だった。

 海外組は過去に2度の合宿に参加。昨年12月のタイ・バングラデシュ遠征では南野がバングラデシュ戦で1得点を記録。3月にマレーシアで行われたリオ五輪アジア1次予選では初戦のマカオ戦で南野が1得点、最終戦のマレーシア戦では久保が決勝弾を決めるなど、少ない機会で結果を残してきた。

 アジア最終予選は国際Aマッチデーではないため、日本協会に選手の拘束力はないが、指揮官は「選べば招集は可能だと聞いている」と明かした。ただ、南野に関しては所属クラブとの交渉の末、12月22~30日に行われる沖縄・石垣島キャンプには呼べず、来年1月2日からの直前合宿の招集となる。連係を合わせるには時間が少ないが、その力を必要とせざるを得ないのが現状だ。

 さらに手倉森監督はFW枠の増加を示唆した。これまで、人数制限のある大会では基本的にGKを除いて1ポジションにつき2人を招集するのが通例だったが「攻撃に比重を重くした選考も考えている」と明言。海外組の招集、さらにFWも増やし、6大会連続五輪切符獲得のため得点力不足を解消する。

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