磐田Ｊ１補強着々　千葉ＤＦ中村獲得が決定的、大井にもオファー

　磐田が千葉ＤＦ中村太亮（２６）を獲得することが決定的となったことが４日、分かった。複数のＪリーグ関係者が明かしたもの。磐田は昨冬も中村へオファーを出していたがかなわなかった経緯があり“２年越しのラブコール”成立となる。

　中村は１メートル８３の長身で左利きの左サイドバック。卓越したキック精度を誇り、山形を経て１４年に千葉入りすると、２年連続でチームのアシストランク首位（昨季は１０、今季は８）と結果を残した。０９年にはＵ―２０日本代表に選出された経歴もある。磐田との対戦時には、名波監督もその能力を高く評価していた。

　磐田は来季のＪ１復帰が決定。左サイドバックをこなせる人材は複数いるが、今季の序盤は右利きのＤＦ駒野、中盤以降は昨年９月の名波監督就任以降左サイドバックからボランチにコンバートしていたＤＦ宮崎が務めることが多かった。Ｊ１定着を見据え、層に厚みを持たせる意味でも本格派左サイドバックの加入は大きい。その他、１０年まで磐田に在籍した藤枝市出身の新潟ＤＦ大井健太郎（３１）にも正式オファー。また、アジア枠でのセンターバックの獲得も視野に入れている。