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同じ日に“ゼロ提示”…川口、伊東が輝いた“マイアミの奇跡”とは

[ 2015年11月27日 18:22 ]

 日本サッカーの歴史に残る1戦で主役を演じた選手2人が、奇しくも同じ27日に所属クラブから来季の契約を更新しないことを発表された。

 所属クラブからこの日“ゼロ提示”を受けたのはJ2岐阜のGK川口能活(40)とJ3長野のMF伊東輝悦(41)。

 2人はともに1996年に行われたアトランタ五輪に出場。西野朗監督(当時)率いる日本代表は7月22日にマイアミで行われた1次リーグでブラジルと対戦し、圧倒的にボールを支配されながら川口の神懸かり的なスーパーセーブ連発でしのぎ、後半27分に伊東がこぼれ球を押し込む決勝ゴールを決めて1―0で勝利を収めた。

 28年ぶりに五輪出場を果たした日本が“サッカー王国”ブラジルを撃破したこの1戦。シュート4本の日本がシュート28本を放ったブラジルに勝つという、まさにジャイアントキリングで、日本では“マイアミの奇跡”、ブラジルでは“マイアミの屈辱”と呼ばれる歴史的な1戦となった。

 当時のメンバーは2人のほかにDF松田直樹、MF中田英寿、FW城彰二ら錚々(そうそう)たる面々。キャプテンは現在サッカー解説者のほかタレントとしても活躍するMF前園真聖だった。

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2015年11月27日のニュース