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磐田、昇格は最終節に持ち越し 名波監督涙…天国の父へ吉報必ず

[ 2015年11月15日 05:30 ]

<磐田・横浜FC>涙ぐみながら控室に戻る磐田の名波監督

J2第41節 磐田0―0横浜FC

(11月14日 ヤマハ)
 磐田は横浜FCに0―0で引き分けた。福岡に勝ち点79で並ばれたが、得失点差が5多いため、自動昇格圏の2位をキープ。3季ぶりのJ1復帰の行方は、23日の最終節・アウェー大分戦に持ち越しとなった。

 名波監督はホーム最終戦のセレモニーを終え、観客席に家族の姿を見つけた瞬間、涙があふれた。その訳を試合後の会見で、静かに切り出した。10月30日に父・元一さんの体調が急変したこと、そして3日前の今月12日に76歳で天国へ旅立ったこと。「この10日くらいは心のバランスを保つのが…非常に苦しかった」。そんな時、スタッフや何げない日常を与えてくれた選手たちの姿に救われた。この日は引き分けに終わったが、下を向くことなくロッカールームに帰っていく選手の後ろ姿を見ながら、「こいつらなら必ずやれる。勝ち点3を磐田に必ず持って帰れる」と確信したという。

 選手たちも試合後に初めて明かされた事実。MF松井は「心配をかけないように、動揺しないように言わなかったと思う」と心中を思いやり「ナナさんのお父さんのためにも(J1に)上がる。それが使命」と誓った。

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2015年11月15日のニュース