乾、後半から途中出場　３試合ぶり勝利で６位浮上

リーガエスパニョーラ第１０節

（11月1日）
　スペイン・リーガエスパニョーラ第１０節の４試合が１日に行われ、ＭＦ乾の所属するエイバルはホームでラージョ・バジェカノを１―０で下し、３試合ぶりの勝利で６位に浮上した。５試合連続でスタメン出場していた乾は、初のベンチスタートで後半３０分から出場し、攻守にわたり積極的に絡んだが得点はなかった。

　試合はバジェカノがボールを支配して、エイバルは堅守からカウンターを狙う展開で進む。前半２１分、先制点は思わぬ形で決まる。カウンターから抜け出したＭＦバストンが、右サイドからクロスを入れる。ゴール前でクリアしようとした相手ＤＦジョレンテの左足キックは、そのままネットを揺らしてオウンゴールが決まった。

　その後は中盤でボールを奪い合う展開となり、後半は両チームともに攻撃的な選手を投入。乾は後半３０分からＭＦベルホンに代わって、エイバルの交代選手２人目で出場。同３６分にＭＦバストンのクロスに頭で合わせるも、ボールは枠を外れ、１分後にもドリブル突破からシュートを放ったがこれも枠を捉えきれなかった。

　終盤ＤＦを投入して守備を固めたエイバルは、オウンゴールの１点を守り切って３試合ぶりの勝利を挙げて、欧州リーグ出場権内の６位に浮上した。

　アスレティック・ビルバオはベティスを３―１で下し、今季初のアウェー戦勝利で８位浮上。ヒホンはホームでマラガを１―０で下し、３試合ぶり勝利で１２位浮上。エスパニョールはホームでグラナダと１―１で引き分けた。