大宮　５戦ぶり白星で優勝＆Ｊ１復帰へ“王手”

Ｊ２第３９節 大宮２―１長崎

（11月1日 ＮＡＣＫ）
　首位の大宮が長崎を２―１で下して５戦ぶりの白星を挙げ、勝ち点を７９に伸ばした。敵地で讃岐と対戦する次節８日にも２位以内が決まり、来季Ｊ１昇格が確定する。２位の磐田は東京Ｖに３―０で快勝して同７５。福岡は横浜ＦＣを４―０で退け、同７３で続いている。

　大宮が長崎を下し、Ｊ１昇格とＪ２優勝に近づいた。前半７分に７試合ぶりに先発した右サイドバックの渡部が左足でミドル弾。「クロスと思ったが、シュートに切り替えた。入ると思わなかったのでビックリ」と今季初ゴールを振り返った渡部は、後半２３分にもクロスでＦＷムルジャの追加点をアシストした。相手の反撃を１点に抑えて逃げ切り、５試合ぶりの勝利でＪ１昇格を視界に捉えた渋谷監督は「まだ何も手にしていない。浮かれないようにいきたい」と手綱を引き締める。

　残り３試合、次節８日に大宮が讃岐に勝つか引き分ければ、勝ち点４差の２位・磐田、同６差の３位・福岡の結果次第でＪ１昇格、さらにＪ２優勝が決まる可能性がある。「クラブの歴史を変えるためにも、優勝したい」と指揮官は前を見据えた。

　▽大宮の昇格条件　大宮が次節８日にもＪ１自動昇格となる年間２位以内が決まる可能性が出てきた。大宮がアウェー讃岐戦に○、２位の磐田（ホーム長崎戦）が●、または３位の福岡（アウェー群馬戦）が△か●で決定。大宮△の場合は福岡●が条件となる。また、大宮○、磐田●、福岡△か●の条件がそろった場合は昇格と同時にＪ２優勝も決まる。