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G大阪 倉田V弾&ダメ押し CS圏年間勝ち点3位浮上

[ 2015年10月26日 05:30 ]

<G大阪・仙台>後半17分、自身2点目のゴールを決めた倉田(左)

J1第2S第15節 G大阪3―1仙台

(10月25日 ユアスタ)
 J1の第2ステージ第15節の残り1試合が行われ、仙台に乗り込んだG大阪が3―1で勝利した。ACL準決勝で広州恒大に敗れてから中3日ながら、MF倉田秋(26)の2得点などで圧勝。年間勝ち点順位では3位に浮上しチャンピオンシップ(CS)への自力出場も復活した。

 昨季の3冠王者の実力を存分に見せつけた。立ち上がりでペースを握ったG大阪は攻撃陣の鮮やかな連係で仙台ゴールに迫り3得点。守備でも前半34分のCKからの失点以外は完璧に封じ込めて圧勝した。「きょうは非常にいい内容で勝利できた。最高の結果を出したと思っています」と長谷川監督も声を弾ませた。

 倉田の2得点が試合を決めた。前半5分にドリブルからシュートを放ち流れに乗ると、1―1の前半36分に相手DFの裏に抜けだして右足で強烈な勝ち越し点を決める。後半17分には相手DFのクリアを拾って左足でダメ押し点を突き刺した。

 8月の東アジア杯で初代表を経験したことでさらに自信とどん欲さを深めたMFは「きょうの内容で3点は物足りない。ホンマにもっと決めたかった。ハットトリックもできた」とさらなる高みを見据えた。

 心配は杞憂に終わった。ACL準決勝の広州恒大戦から中3日。今季最大の目標を逃した抜け殻状態を不安視した指揮官だったが、選手たちは気持ちを切り替えて仙台アウェー戦へと臨んでいた。アジアNo.1の金持ちクラブと渡り合ってきたチームがメンタルの立て直しに成功すれば、この日の相手に圧勝するのも必然だった。

 FC東京と最大7差あった勝ち点差を逆転し、チャンピオンシップ出場と来季のACL出場が見えてきた。抜群の落ち着きぶりでチームを引っ張る遠藤は「2連勝すれば自動的にプレーオフに行ける。3冠に向けて全力で戦う」と宣言。この流れのままにまずは31日のナビスコ杯決勝・鹿島戦で1冠目を奪取する。

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2015年10月26日のニュース