香川“ハリル流”でＰＫゲットだ「ブラジルのような賢さも必要」

日本代表に合流し、ドリブルする香川。左は酒井宏

代表合宿２日目

（9月1日 埼玉県内）
　トップ下での先発が濃厚な香川が“ハリルの教え”を遂行する。練習で指揮官からＰＫ獲得のためのレクチャーを受け「日本人は素直な心が出てしまうので、ブラジルのような賢さも必要。ＰＫを意識し過ぎるのも駄目だけど、ゴール前に入り込む回数を増やすことが大事」と実感。最終ラインの裏に抜け出す回数を増やして相手のファウルを誘発するイメージを膨らませた。

　所属するドルトムントで好調を持続。３試合連続ゴールを含め、４試合連続で得点に絡んでいる。クラブを連覇に導いた１０～１１、１１～１２年シーズンの輝きを取り戻しつつあるが「チームと代表ではサッカーも相手も全く違う。切り替えてやらないといけない」と気の緩みはない。

　国際Ａマッチでは１月２０日のヨルダン戦以来、出場５試合ゴールから見放されている。日本代表がＷ杯予選で不敗を続ける埼玉スタジアムで、香川は９試合１得点しかとれていないマイナスデータもあるが、「今は充実しているし、結果を出すことに集中している」と力を込めた。