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ハリル監督非公開のはずが…風のいたずらで先発丸見え

[ 2015年9月2日 05:30 ]

風でめくれたボードの紙を押さえるハリルホジッチ監督

代表合宿2日目

(9月1日 埼玉県内)
 W杯アジア2次予選カンボジア戦(3日、埼玉)、アフガニスタン戦(8日、テヘラン)を控える日本代表は1日、埼玉県内で練習を行った。バヒド・ハリルホジッチ監督(63)は情報漏えいを警戒して戦術確認を非公開としたが、公開した冒頭15分で先発メンバーが明らかになるアクシデントが発生。5バックのカンボジアを想定してアーリークロスなどを準備していることも判明した。

 公開された冒頭15分に予期せぬ事態が起きた。ピッチに設置されたボードには白紙が貼られていたが、風にあおられてめくれ上がった。その下に記されていたのは、何とカンボジア戦に向けた先発メンバー。慌てたハリルホジッチ監督がボードに駆け寄り紙を押さえつけたが、岡崎を頂点に置く4―2―3―1システムの全貌が筒抜けとなった。さらにはカンボジアの5バックを想定した布陣も書き込まれていた。サイドからクロスを意味する矢印や、オーバーラップを思わせる矢印もあり、ブロックを崩す戦術の一端まで判明した。

 この日、所属クラブの試合の影響で帰国が遅れた香川、長友、原口が合流した。全23選手がそろった練習前の円陣では、8月27日のメンバー発表会見でも指摘していた就任後にPKでの得点がないことを強調。敵陣ペナルティーエリア内でDFの前に体を入れるプレーをレクチャーするなど、なりふり構わず勝負に徹する姿勢を見せた。

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