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ガンバ連勝!東口 0封アピールで代表正GK獲りへ“追い風”

[ 2015年8月31日 05:30 ]

湘南に勝利しサポーターの声援に応えるGK東口(左端)らG大阪イレブン

J1第2S第9節 G大阪1―0湘南

(8月30日 万博)
 J1第2S第9節の2試合が行われ、ホームの万博競技場で湘南を迎え撃ったG大阪は、MF倉田秋(26)のリーグ戦初ゴールで1―0で勝利した。日本代表で正GKの座を狙う東口順昭(29)ら3人が名を連ねる守備陣も、最後まで守り切って公式戦3試合連続の無失点。2連勝で第2ステージ5位に浮上し、チャンピオンシップに進出できる年間3位との勝ち点差も3に縮めた。

 日本代表での定位置獲りへ、アピールに成功した。ロシアW杯アジア2次予選に挑む代表選手4人を擁するG大阪は、ACLを含めて3試合連続の無失点。31日からスタートする代表合宿に、良い形で弾みをつけた。

 ゴール前に立ちはだかった。ハリル・ジャパンの正守護神の座を狙うGK東口は、後半29分、同35分とたて続けに相手の日本代表MF遠藤のシュートを止めるなど、好セーブを連発。「最後まで集中して、しっかりやれた」と胸を張った。

 代表レギュラーに君臨してきたGK川島が、所属クラブが決まらずメンバー外。前日29日には守護神の座を争うライバルの浦和GK西川が4失点と追い風も吹く中で「監督が決めること。しっかり準備して練習からアピールできればいいし、その積み重ねだと思う」と表情を引き締めた。ゴムを使っての日々の手首のトレーニングなどで培ってきた正確なスローイングで攻撃のスイッチを入れ、ビルドアップにも加わるなど確かな実力を証明。「無失点やし、気持ちよく代表に行けます」と自信を口にした。

 日本代表DF丹羽も、素早い出足でピンチの芽を摘み、フィジカルの強さも発揮。「ハリルさんからも強くならないといけないと言われている」と充実感を漂わせた。公式戦2戦ぶりの先発となった米倉も守備に軸足を置きながら鋭いクロスを供給。日本代表FW宇佐美もゴールこそ奪えなかったものの、献身的な守備で無失点に貢献した。

 “代表カルテット”が存在感を示し、盤石の試合運びで手にした2戦連続の勝ち点3。タレント軍団が代表のレギュラー確保へ、大暴れの予感が漂ってきた。

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