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香川から3発!!絶好調アシストでW杯2次予選へ弾み

[ 2015年8月31日 05:34 ]

ヘルタ戦の前半、競り合うドルトムントの香川(右)

 ドルトムントの日本代表MF香川真司(26)が30日、ホームでのヘルタ戦に先発し、前半27分に2試合ぶりとなる今季2アシスト目を記録するなど全3得点に絡み、3―1での勝利に貢献した。日本代表として臨むW杯アジア2次予選のカンボジア戦(3日、埼玉)、アフガニスタン戦(8日、イラン)へ弾みをつけた。また、29日のハノーバー戦で2得点したFW武藤嘉紀(23=マインツ)がこの日、帰国。日本代表は31日に埼玉県内で合宿をスタートする。

【日本代表メンバー W杯アジア2次予選E組】

 日本の10番が好調ぶりを示した。前半27分、香川は右CKからショートパスを受けると、小刻みなステップでDF1人をかわして左足でクロス。ファーサイドに詰めたドイツ代表DFフンメルスの頭にピンポイントで合わせた。「ショートコーナーを監督からやれと言われていた。いいボールを上げられて良かった」。15日のボルシアMGとの開幕戦以来、2試合ぶりとなるアシストで貴重な先制点をもたらした。

 それだけでは終わらない。後半6分、左サイドからドリブルで中央へ進入。右サイドに右足でクロスを上げると、走り込んだDFギンターがダイレクトで折り返し、それをFWオーバメヤンが押し込んだ。「サイドバックを使うことは大事。つながって良かった」。同ロスタイムにはコロンビア代表FWラモスの得点の起点にもなった。

 後半27分には相手守備のミスからボールを拾い、無人のゴールに左足でシュートを放ったがゴール左に外した。「そこは反省ですね」。公式戦4試合連続ゴールはならなかった。それでも、全3得点に絡み勝利に導いた。これで、ドルトムントは開幕から3連勝で首位に立った。「まだ3試合終わっただけ」と、素っ気ないが、公式戦は8戦全勝。香川は7試合に出場し4得点3アシストと、好調なチームの中心にいる。

 リーグは中断期間に入り、香川は日本代表に合流する。6月のW杯アジア2次予選シンガポール戦で引いて守る相手を崩せず、格下相手に負けに等しいスコアレスドロー。「シンガポール戦は悔しい思いをした。(W杯)予選で2戦連続勝てないようじゃ厳しくなる。しっかりやっていきたい」。ハリルホジッチ監督から「重要な選手」と指名された日本の司令塔。ハリル体制でのW杯予選初勝利は、日本の司令塔に懸かっている。

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2015年8月31日のニュース