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武藤&興梠 ハリル監督へ“最後のアピール”必勝アベック弾狙う

[ 2015年7月19日 09:27 ]

ボール回しで華麗な足技を見せる武藤

 第1ステージ開幕から19試合不敗の浦和は19日、ホームで広島と激突する。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(63)が視察に訪れる中、8月2日開幕の東アジア杯(中国・武漢)の予備登録メンバー50人に名を連ねる興梠慎三(28)と武藤雄樹(26)の両FWは、今季4度目の“そろい踏み弾”で不敗記録継続と代表入りのアピールを狙う。

【第2S順位表 年間順位表】

 武藤&興梠の“MK砲”で広島を粉砕する。2人がともに先発したリーグ戦は9回で、そろい踏みのゴールを記録した3試合は全勝。そのデータを伝え聞いた興梠は「そういうこともあるんだね」と含み笑いだ。現在、武藤がチーム最多の9得点、興梠が8得点。浦和の得点源である両FWが果敢にゴールを目指す。

 6―1で大勝した5月30日のアウェー鳥栖戦は1点ずつ決め、第1ステージ優勝を手繰り寄せた。6月27日のホーム新潟戦では、ともに2点をマーク。第2ステージ開幕戦の今月11日のアウェー松本戦でも1点ずつ決め、スタートダッシュに成功。浦和の不動の1トップである興梠に、飛ぶ鳥を落とす勢いの武藤。ともに結果を出した先には代表入りも見えてくる。

 広島戦は東アジア杯のメンバー発表前のラストマッチ。ハリルホジッチ監督も視察に訪れるだけに、ゴールは最高のアピールになる。世代別を含めて初めて代表候補に名を連ねた武藤は「チームのためにプレーすることが評価してもらえれば」と初の代表入りへ意欲を見せる。3月の代表活動に参加しながら首痛で途中離脱した興梠も「代表は意識しない。でも、あすは点を決めたい」と復帰へ静かに闘志を燃やした。

 年間2位の広島との首位決戦は、夏の天王山でもある。19戦負けなしの浦和はJ1不敗記録の21試合に迫るが、前節で警告2枚で退場した守備の要の那須が欠場。今季ホーム9連勝と圧倒的な強さを誇るが、不敗継続へ黄色信号がともる。台所事情の厳しい守備陣を助ける上でも、2人の得点は重要だ。武藤は「この一戦は凄く重要。しっかり叩きたい」と強調。興梠も「チームが勝つためにやる」と力を込めた。多くの意味を含んだ大一番で、ど派手ゴールを決める。

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