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武藤、及第点デビュー!マインツ初実戦で惜しいループ放つ

[ 2015年7月12日 05:37 ]

マインツで実戦デビューした武藤

 マインツのFW武藤嘉紀(22)が11日、ドイツ5部ザルムロアとの練習試合で実戦デビューした。メンバーをほぼ均等に割ったチーム分けで後半から4―2―3―1の右MFで出場し、得点こそなかったもののパスカットからのスルーパスや、ドリブルで2人をかわしてからのクロスなどでチャンスを演出。ケガ人の関係で途中からは1トップを務め、後半31分に裏へ抜けて放ったループシュートは惜しくもゴール右へ外れた。

 短期間で高い順応力を見せた。7日に現地入りすると、8日にはメディカルチェック後すぐに練習に合流。本拠地で入団会見を行った9日は練習で“ドイツ初ゴール”を決め、10日にはミニゲームで1トップを務めてチーム最多の3得点をマークした。これにはシュミット監督も「他のどの選手よりも負荷に耐えられる状態にある。彼は吸収力があるし、既にしっかりやってくれている」と手放しで喜んだ。

 チームは始動して間もないが、指揮官は武藤を攻撃の軸に指名。「前線ならどこでもできる。右も左も1・5列目も可能だ」と状況に応じてフル活用する構えだ。11日付の独ビルト紙も「シュミット監督は既に武藤に夢中だ」という見出しで、指揮官の期待の大きさを報じた。入団会見で「マインツでしっかり活躍して世界的なプレーヤーになりたい」と宣言した武藤。今後はフランス合宿で欧州強豪クラブと手合わせし、8月15日のブンデスリーガ初戦(対インゴルシュタット)へ仕上げていく。

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