×

メッシ、またも逸冠…チリ、PK戦制し南米選手権初V!

[ 2015年7月5日 08:05 ]

<チリ・アルゼンチン>前半、果敢に攻め込むメッシ(AP)

南米選手権決勝 チリ0―0(PK4-1)アルゼンチン

(7月4日 サンティアゴ)
 サッカーの南米選手権は4日(日本時間5日)にチリ・サンティアゴで決勝が行われ、チリ(A組1位)が0―0で突入したPK戦を4―1で制し、アルゼンチン(B組1位)を破って初優勝を飾った。アルゼンチンのエース・FWリオネル・メッシ(28=バルセロナ)は、またもフル代表での初タイトルを逃した。

 互いにゴールを割れず90分間では決着がつかなかった。アルゼンチンは後半終了間際、メッシの起点から絶好機をつくったが決めきることはできなかった。

 死闘は延長戦でも決着つかず、PK戦に突入。アルゼンチンは1人目のメッシが確実に決めたものの、2人目のイグアインが上へ大きく外すと、3人目のバネガが右隅を狙ったシュートはセーブされた。対するチリは1人目のフェルナンデスから3人がしっかり決めると、最後はサンチェスが冷静にゴールネットを揺らし、地元開催の大声援に応えた。

 敗戦が決まった瞬間、メッシはぼう然とした表情でピッチに立ち尽くした。バルセロナでは昨季の3冠など計24のタイトルを獲得し、U―23代表でも08年北京五輪で金メダルに輝いたがフル代表では無冠。昨年のW杯ブラジル大会でも準優勝に終わった。「今度こそ決勝で勝ちたい」と悲願の優勝へ照準を合わせていたが、勝利の女神はまたしてもメッシに振り向くことはなかった。

続きを表示

2015年7月5日のニュース