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C大阪 長谷川“最終戦”飾れず…最下位・大分と痛恨ドロー

[ 2015年7月5日 05:30 ]

<C大阪・大分>この試合を最後にスペインリーグに挑戦する長谷川は、サポーターから受け取った花束を手にサポーターの声援に応える

 J2第21節は11試合が行われ、4位のC大阪は最下位の大分と対戦。何度となく決定機をつくりながらも相手のゴールネットを揺らすことができずに0―0の引き分けに終わり、5位に後退した。

 雨の中で声援を送るC大阪サポーターから、拍手とともにブーイングが飛び交った。最下位の大分相手にホームでスコアレスドローなら当然だろう。前半37分に日本代表MF山口が右足ミドルを放つもバーに。後半は攻勢を強めながら、最後までゴールが遠かった。

 2日にスペイン2部サラゴサへの完全移籍が発表されたMF長谷川にとっては最終戦。アウトゥオリ監督は「彼がいなくなる今後を考えて」と長谷川を先発から外し、FW田代を今季初先発で起用し4―4―2布陣で挑んだ。だが、連勝中だった勢いを生かせず無得点。「きょうの試合の主役は選手ではなく、レフリーだったと思わざるを得ない。流れを止めるレフェリングはいかがなものか」。試合後、結果に満足できない指揮官の怒りの矛先は審判に向いた。

 今季初の3連勝はならず、5位に後退し前半戦を折り返した。「一時期のことを考えたら、うまく盛り返せている。結果にこだわってやっていきたい」と主将の山口。J1復帰へ厳しい状況に変わりはないが、後半戦で自動昇格圏内入りを目指す。

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2015年7月5日のニュース