松本、10日鳥栖戦で初連勝狙う　気合の隼磨「つぶれる覚悟」

軽い練習を行っ松本ＤＦ田中（中央）

　６日の甲府戦で３試合ぶりの白星を勝ち取り、順位を１５位から１２位に上げたＪ１松本山雅は７日、松本市内で公開練習を行った。

　２、３日おきに試合がある“７連戦”の６戦目となった甲府戦で疲労を感じさせなかった山雅。総走行距離（１１２．０３キロ）で約９キロ、スプリント数（１６５回）で５２回、それぞれ相手を上回り、ＭＦ喜山、ＦＷオビナがゴールを決めて２―０。反町康治監督（５１）は「みんな泣きながら、練習についてきた。それを出すことができてうれしく思う」と、試合後の会見で語った。

　ＤＦ田中隼磨（３２）もこの日、「俺たちに必要なこと」と、走力で相手を圧倒し納得の表情。ただ、後半ロスタイムにイエローカードを出され、「子供に“あの場面で（警告を）取られちゃいけないよ”と言われました」と、出場停止にあと１に迫る今季２度目の警告を反省した。

　１０日にアウェーで戦う５位の鳥栖は体を激しく寄せてくるフィジカルの強さが武器。背番号３は「つぶれる覚悟で戦います」と、７連戦をＪ１初の連勝で締めることを誓った。