欧州選手権予選　打ち切り試合はロシア勝利

　欧州サッカー連盟（ＵＥＦＡ）は８日、観客が物を投げ入れるなどで試合途中に打ち切りとなった３月の欧州選手権予選、モンテネグロ―ロシアについて、ロシアが３―０で勝利とする裁定を発表した。試合はモンテネグロの首都ポドゴリツァで行われた。モンテネグロには本拠地での２試合を無観客試合とする処分と、罰金５万ユーロ（約６５０万円）が科された。

　ロシアもサポーターに不適切な行為があったとして、罰金２万５千ユーロ（約３２５万円）の処分を受けた。ロイター通信によると、両者とも不服申し立ては行わないとしている。

　また、３月のノルウェー戦で人種差別的な行為などがあったとして、クロアチアに罰金５万５千ユーロ（約７１５万円）と、ホームでのイタリア戦を無観客試合とする処分を科した。（共同）