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武藤、欧州複数クラブが興味…チェルシー評価「光栄」も「決めてない」

[ 2015年4月9日 05:35 ]

チェルシーから正式オファーを受けたFC東京の武藤

 FC東京の日本代表FW武藤嘉紀(22)が、イングランド・プレミアリーグの強豪チェルシーから正式オファーを受けたことが8日、明らかになった。チェルシーは武藤の将来性を含めた実力を高く評価。今夏の獲得に向け、FC東京に条件面を含めた獲得オファーを出した。関係者によれば、移籍金の提示額はJリーグから海外に渡った日本人選手では過去最高額とみられる。

 チェルシーはベルギー代表MFアザール、スペイン代表FWジエゴ・コスタら各国の代表が集結するスター軍団。武藤獲得には複数の欧州クラブも興味を示し、今後さらにオファーが舞い込む可能性がある。定位置確保が簡単ではないチェルシーからは他クラブへのレンタル移籍も含めた提案があるといい、武藤は「自分自身はまだ何も決めていない」と強調した上で「素晴らしいチームからオファーを頂いたことは光栄に思います」。そして「一つのオファーに絞るわけでもないし、幅広い目線で、この先進むキャリア、成長、試合に出られるかどうか冷静に判断したい」と慎重に話した。

 ▽チェルシーFC 1905年創設。西ロンドンを本拠地とし、フルハム(現2部)との「ウエストロンドンダービー」が有名。何度も財政難に苦しんだが、03年にロシア人のアブラモビッチ・オーナーが就任してビッグクラブに変身。04~07年にチームを欧州屈指の強豪へ育てたポルトガル人のジョゼ・モウリーニョ監督が昨季復帰した。優勝はプレミアリーグ4回、FA杯7回、イングランドリーグ杯5回、欧州CL1回、欧州リーグ1回。

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