ハリル監督、各年代スタッフ会議で大熱弁１時間

　サッカー日本代表のハリルホジッチ監督は６日、東京都内で各年代別の代表監督やコーチらが集まった全体のスタッフ会議に出席し、予定を大幅に超えて約１時間の熱弁を振るった。球際の強さや攻撃での優先事項などについて話し「フル代表に入って突然はできない。選手に習慣づけてほしい」と訴えたという。

　日本協会はフル代表からＵ―１５（１５歳以下）まで各年代別代表の一貫強化を進めており、ハリルホジッチ監督も協力に前向きだ。霜田強化担当技術委員長によると、監督は日本人の持久力や俊敏性、勤勉性を評価する一方で体の強さや寄せの甘さを課題に挙げた。

　ボール保持の重視から速攻スタイルへ移行しつつある日本代表のサッカーが各年代へも波及しそうだが、霜田委員長は「二元論ではない。ボール保持もしつつ、時には速く攻めるということ」と監督の考えを説明した。