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女王なでしこ “慢心”なし…ノリさん手応え「いい進捗状況」

[ 2015年2月26日 05:30 ]

ミニゲームで軽快な動きをみせる宮間(右)

 アルガルベ杯(3月4日開幕)に出場するなでしこジャパンは25日、千葉県内で合宿3日目の練習を行った。26日にW杯カナダ大会が開幕する6月6日まで100日という節目を迎え、佐々木則夫監督(56)は11年のドイツ大会からの2連覇へ向けて決意を新たにした。

 連覇への道筋は描けている。佐々木監督はW杯まであと100日ということを伝え聞くと「カウントダウンだね。手帳に(残り日数を)書いていこうかな」と、冗談めかしながらも「まだ修正しなきゃいけないところもあるが、いい手応えのある選手たち。2年間、選手の見極めをやってきた。その後は強化。いい進捗(しんちょく)状況です」と、力強く口にした。

 この日まで3日間の練習でも「思いの外、よくやってくれた」と急きょ、26日の練習をオフにするなど、手応えをつかんでいる。

 この4年間で選手は大きく成長した。指揮官は「俺がミーティングをやらなくても、選手たちは集まって(練習や試合の)映像を見ている」と明かす。宿舎で自主的に集まり、映像で修正点を確認し合い、次の日の練習に生かす。自然と代表活動中のルーティンも出来上がった。

 意識の高い集団を引っ張る宮間もこの4年間でのチームの成長を実感している。「もう100日しかない」としながらも、「(4年間で)経験値が上がり、落ち着きと余裕ができた。でも、ぬるま湯に漬かっているわけではない。もっともっと上を目指してやれている」。おごらずにアルガルベ杯の初優勝と、2度目の世界の頂点を目指していく。

 ▽女子W杯カナダ大会 6月6日に開幕。出場国は日本が優勝した前回11年ドイツ大会まで16チームだったが、今大会から24チームが参加。1次リーグは6組に分かれて各組上位2チームと、3位のうち成績上位の4チームの計16チームが決勝トーナメントに進む。決勝は7月5日(日本時間6日)にバンクーバーで行われる。

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