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隼磨 松本J1元年へ力強く決意表明「タフでクリーンに戦う」

[ 2015年2月20日 05:30 ]

<Jリーグプレスカンファレンス>笑顔で握手を交わす名古屋・田口(左)と松本・田中

Jリーグ・プレスカンファレンス

 初のJ1に挑む松本山雅のDF田中隼磨(32)は、古巣・名古屋との開幕戦に向け、決意を新たにした。

 田中が500人を超える報道陣の前で、今季に懸ける思いを熱く語った。カンファレンスの冒頭、村井チェアマンのあいさつが終わると、J1の代表選手たちが開幕カードごとに2人ずつ登場。4番目に姿を現した田中は名古屋時代の後輩の田口と握手を交わした後、前列中央で鋭い視線を前に向けた。

 記念撮影後の選手インタビューでは、昨季優勝したG大阪の宇佐美、G大阪と開幕戦で対戦するFC東京の東に続いて3番目にマイクを向けられ、堂々と宣言。「僕たち松本山雅は初めてのJ1挑戦。相手どうこうと言うよりも、自分たちのスタイルのタフでクリーンなサッカー、最後まで諦めないで全員で戦う姿勢を見せていきたい」。よどみのない口調できっぱりと言いきった。

 元チームメートからも刺激を受けた。第1部終了後のクラブプレゼンテーションでは、私生活でも親交が深い田口としばし談笑。田口が「僕はハユさん(田中)に育ててもらった。成長した姿を見せたい」と言えば、田中は「彼は昨年初めて(日本)代表に入って、自信をつけたと思う。サッカーは年齢でやるわけではないので、僕も負けないように代表を目指していきたい」。自身にとっても2年ぶりの国内最高峰の舞台での活躍を誓い、実現すれば06年以来、9年ぶりの代表復帰にも意欲を示した。

 昨年11月に右膝半月板損傷で全治3カ月以上と発表され、一時は開幕戦出場が不安視されたものの、回復は順調そのもの。御殿場、清水キャンプの練習試合では出場が45分間に制限されていたものの、17日のC大阪戦では後半途中までプレーし、切れのある動きを披露。「膝の状態は全く問題ない。開幕もいい状態で迎えられると思う」と自信をのぞかせ、「ピッチの上で結果を出したい」と不敵な笑み。2週間後の開幕に向け、熱い闘志を充満させた。

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2015年2月20日のニュース