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アギーレ解任問題で幹部の責任問わず…大仁会長は給与減額

[ 2015年2月12日 19:54 ]

記者会見する日本サッカー協会の大仁邦弥会長

 日本サッカー協会の大仁邦弥会長(70)は12日、八百長関与疑惑によるハビエル・アギーレ氏(56)の日本代表監督解任問題で、自主的に給与の50%を4カ月返納することを明らかにした。原博実専務理事(56)と霜田正浩強化担当技術委員長(48)は、ともに30%を4カ月返納する。

 同日、東京都内で開かれた理事会では会長ら幹部3人の責任は問わず、処分なしとの結論に至った。就任時のアギーレ氏に対する身辺調査の甘さや、協会としての疑惑への一連の対応の是非、解任の妥当性などを指摘する意見は出たという。

 大仁会長は来年3月までの任期を全うする考えを示した上で「協会として(監督候補者の身辺を)調査する意識が足りなかった。それは反省しなくてはいけない。今回の件に関して、いろんな人に迷惑、心配を掛けた。その責任は取るということで自主的に給与を返納したい。わたしの責任が一番重い」と話した。

 理事会では、アギーレ氏の後任人事は議題に挙がらなかった。

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2015年2月12日のニュース