手倉森Ｕ２２監督、情報「見せて」かく乱…本番で裏をかく

空港内を日本代表のジャージーを着て歩く手倉森監督

　手倉森ジャパンが自ら裸になる。１６年リオデジャネイロ五輪を目指すＵ―２２日本代表は１２日、シンガポール遠征に出発する。都内のホテルに集合した１１日、手倉森監督は１４日に行われるＵ―２３シンガポール代表戦に、リオ五輪アジア１次予選の対戦相手でもあるマレーシアなどが視察に訪れることを示唆。その上で「見られることを怖がらずやっていきたい」と敵国の“００７”を歓迎する姿勢を示した。れることを怖がらずやっていきたい」と敵国の“００７”を歓迎する姿勢を示した。

　そこには分析されても揺るがない自信がある。昨年は合宿によって４―３―３や４―４―２とシステムを変えるなど、柔軟性をテーマに戦術の浸透を図ってきた。「（これまでに）いろいろなことをやってきた。見せた情報とは違うこともあるんでね」とニヤリ。あえて見せておいて本番では裏をかく可能性もある。今合宿で試したいシステムについては「現地でのお楽しみ」とけむに巻いた指揮官。３月２７日のマカオ戦から始まるアジア１次予選に向けて、既に情報戦は始まっている。