×

流経柏まさかの敗退…DF小川 先制弾も“クリアミス”に落胆

[ 2015年1月11日 05:30 ]

前橋育英に敗れメダルを胸に引き揚げる流経大柏の(左から)高沢、小川

全国高校サッカー選手権準決勝 流通経大柏1―1(PK4―5)前橋育英

(1月10日 埼玉)
 流通経大柏(千葉)はFC東京入りが内定している超高校級MF小川諒也(3年)の先制点で主導権を握ったが、決勝の舞台は最後の最後でスルリと手から抜け落ちた。1―0の後半45分に小川のクリアボールを拾われて失点につながり、PK戦の末、敗退。「もっとクリアを大きくしていれば。はね返してからも、もっと相手選手に詰めていれば」とうなだれるしかなかった。

 それでも力は見せた。0―0の後半27分、MF相沢の前線へのパスに反応するとDFを背負いながらコントロール。最後は飛び出してきたGKの動きを見極めて、左足で浮き球でネットを揺らした。「相沢ならボールが出てくると思っていた」。07年度以来、2度目の優勝は果たせなかったが、今大会2得点目は強烈なインパクトを残した。

 これで高校生としてのサッカー生活を終え、次のステップへ進む。「厳しいマークにもつぶされるんじゃなく、(マークを)逆に利用できる選手にならないと。そういうところが必要だと思う」。悔しさはプロの舞台への糧にしていく。

続きを表示

2015年1月11日のニュース