常盤木学園“リベンジ”決勝進出！ロスタイム同点、ＰＫ戦制す

　スポニチ後援第２３回全日本高校女子サッカー選手権は７日に準決勝が行われ、常盤木学園（宮城）がＰＫ戦の末、昨年度準Ｖの藤枝順心（静岡）を破り２大会ぶりの決勝進出を果たした。準決勝のもう１試合は連覇を狙う日ノ本学園（兵庫）が村田女子（東京）に３―０で快勝。決勝は１１日に行われる。

　先手を奪ったのは藤枝順心だった。０―０で迎えた後半３３分、中央からボールを持ち込んだＦＷ島村が左へ出すと、駆け上がった途中出場のＦＷ児野が右足を振り切り先制ゴールを奪った。

　しかし常盤木学園は最後まであきらめなかった。後半ロスタイム。ＤＦ藤野が前線に送ったボールをＦＷ小林がゴール右サイドから中央へ。これをＦＷ白木が冷静に決めて、土壇場で同点に追いついた。

　そして突入したＰＫ戦。両チーム１人ずつが失敗し４―４で６人目へ。しっかり決めた常盤木学園に対し、藤枝順心は痛恨のミス。死闘は５―４で決着し、常盤木学園が“リベンジ”を果たした。

　両チームは昨年の準決勝でも対戦。常盤木学園は１点を先制しながら後半ロスタイムに追いつかれ、ＰＫ戦で敗れていた。まさに“真逆”の結果となった今大会。歓喜の常盤木学園イレブンは、２大会ぶりの“女王奪還”を目指し、日ノ本学園に挑む。