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ザルツ移籍の南野、現地へ出発「小さいころからの目標だった」

[ 2015年1月7日 05:30 ]

言葉少なに搭乗機に向う南野

 オーストリア1部ザルツブルクへの移籍が決まったJ2・C大阪のFW南野拓実(19)が6日、関西空港から現地へ向けて出発した。J2に降格したタイミングでの移籍に「すごく悩みましたけど、小さいころからの目標だった。いろいろな人に聞いて考えた結果なので迷いはないです」と吹っ切れた表情で話した。

 昨年12月に代理人のもとに非公式の獲得打診が届くと、移籍か残留かで思いは揺れた。しかしプロ入り前から公言していた欧州挑戦の夢をあきらめることはできず、昨年末に気持ちが固まりクラブ側に直訴した。

 ザルツブルクはリーグ優勝8回を誇る強豪で、今季のリーグ前半戦も首位で折り返した。元日本代表DF宮本恒靖らが所属したようにアジア人選手獲得にも熱心で、特に若手有望株の宝庫、C大阪には注目。昨年4月26日の神戸戦を強化担当者が生観戦するなど視線を送ってきた。南野本人も「1年間、見てもらっていた。評価していただいた」と熱意を感じた。

 昨季は2得点に終わっただけに「試合に出て結果を残すことしかない」と得点への渇望は強い。7日から練習に合流し、2月に再開するリーグ戦でのデビューを目指す。

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2015年1月7日のニュース