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長友 右もやる!アジア杯連覇へダイナモ“二刀流”起用を歓迎

[ 2014年12月29日 05:30 ]

自主練習で汗を流す日本代表DF長友

 インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都(28)が“二刀流”でアジア杯連覇を目指す。日本協会は28日、シャルケのDF内田篤人(26)が右膝の負傷でアジア杯メンバーを辞退することを発表。所属クラブで左右両サイドバックのプレー経験がある長友は代表での定位置である左サイドバックに加え、指揮官の要望があれば右サイドでプレーする意気込みを示した。

【日本代表メンバー アジア杯日程】

 アジア杯連覇の懸かる中、アギーレ監督の八百長疑惑に揺れ、右サイドバックの内田も離脱。日本代表のピンチに長友がポリバレントな能力を発揮する。来年4月にスクールを開校する横浜市内の「NAGATOMO FIELD」で自主トレを公開した左サイドバックは、内田の離脱について「代表の大きな大きな力になれる。辞退なら残念でならない」と話した。その上で自身が左サイドバックに加え、逆サイドでも起用される可能性については「監督が右に置くのであればそこでチームに貢献したい」と意気込みを語った。

 日本代表では10年W杯1次リーグ第2戦のオランダ戦で試合途中に駒野と左右を入れ替え右サイドバックに入ったことはあるが、先発はない。それでも、所属するインテルで右MFを含め右サイドでプレーすることも多く、両サイドでプレーすることによって「右でプレーすることでプレーの幅が広がった。何一つ無駄なことはない」と言う。内田の辞退で追加招集された植田はセンターバック。純粋なサイドバックは長友、太田、酒井高の3人だけに、右サイドで出場する可能性もゼロではない。

 23日に帰国し、この数日は家族との温泉旅行などでリフレッシュ。アギーレ監督の八百長疑惑問題については、長谷部や岡崎同様に、選手だけで話し合う必要性を口にした上で「選手はついていくだけ。選手同士が話して一つになっていければ」とあらためて強調。「インテルを離れて出場するからには情けない結果では終われない」。29日から始まる代表合宿を前に、アジア杯連覇へ強い意気込みを語った。

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