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FC今治関係者 岡ちゃんの手腕に期待「理想のクラブに」

[ 2014年11月1日 05:37 ]

ゆるキャラんのいまばりバリィさんがFC今治のエンブレムに

 元日本代表監督の岡田武史氏(58)が、四国リーグのFC今治の株式を取得し、自ら経営に乗り出すことが明らかになった。

 関係者は「規模は小さいが、岡田さんの経験を生かして、理想のクラブにしたい」と期待している。岡田氏の人脈でスポンサーの確保にも動いており、来季は1億円程度の運営資金を確保できる見込みだという。

 岡田氏はトップチームの強化だけではなく、アカデミーも充実させる方針で、地域の活性化にもつながるよう長期計画で取り組む予定だ。

 ◆岡田 武史(おかだ・たけし)1956年(昭31)8月25日生まれ、大阪府出身。58歳。天王寺から早大を経て古河電工(現千葉)に入社。頭脳派DFとして活躍。日本代表にも選出された。引退後は市原のコーチを経て94年に日本代表コーチ。97年10月、加茂監督更迭で監督に昇格、98年W杯フランス大会の指揮を執る。札幌、横浜の監督を経て07年11月、オシム監督が脳梗塞で倒れた後、日本代表監督になり10年W杯南アフリカ大会で16強入り。

 ▽FC今治 1976年創立の大西サッカークラブが前身。今越FC、愛媛しまなみFCと名称を変更し、09~11年はJ2愛媛の下部組織として活動。12年から運営母体が替わり、チーム名もFC今治に。12年天皇杯では2回戦で、その年のJ1を制覇する広島を破った。12、13年は四国リーグを連覇、今季は3位。監督は元広島監督の木村孝洋氏。本拠は桜井海浜ふれあい広場サッカー場。チームのエンブレムには今治市のゆるキャラ「バリィさん」を使用。
 
 ▼日本サッカーのリーグ構成 18チームによるJ1リーグを頂点に、J2リーグ(22チーム)、今季から創設されたJ3リーグ(11チーム+JリーグU―22選抜)でプロリーグを構成。その下の4部相当としてJFLリーグ(14チーム)、5部相当の地域リーグ(全国9地区)、6部相当の各都道府県リーグ(その下部に市区町村リーグの地域もある)。各リーグ間では自動昇格や入れ替え戦などがあるが、J3からJFLへの降格だけは現在はない。JFLリーグに昇格するには地域リーグで1位となるか、全国社会人選手権で上位となり、12チームによる全国地域サッカー大会決勝大会に出場。この大会で上位2チームに入れば自動昇格。

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