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隼磨、松田さんの魂継承しJ1舞台へ!反町監督「頑張っていく」

[ 2014年11月1日 21:40 ]

<福岡・松本>J1昇格が決まり、抱き合って喜ぶ反町監督

J2第39節 松本2―1福岡

(11月1日 レベスタ)
 アウェーのピッチに“新たな歴史”となるホイッスルが鳴り響いた。歓喜する松本イレブン。チームを引っ張ってきた元日本代表DF田中隼磨は、その瞬間、濃緑のユニホームを脱ぎ、白いアンダーシャツ姿になった。シャツには「ありがとう 松田直樹」の文字。11年8月、練習中に急性心筋梗塞で倒れ、34歳の若さで亡くなった元日本代表DF松田直樹さんの魂を継承し、背番号「3」を背負った男は、最高の笑顔で空を見つめた。

 新潟、湘南に続き、松本をJ1昇格に導いた反町監督は「どの試合も苦しいが、きょうも苦しい試合だった。隙を突くことができ、われわれらしい試合ができた」と勝利で自力昇格を決められたことに満足げ。就任3年目でのJ1昇格に「一心不乱にやるということをブレずにやってきた。スタートが底辺だったから、やりやすい部分があったと思う」と振り返った。

 来季は長野のクラブとして初のJ1舞台に挑む。その厳しさを十分知る指揮官は「難しい中でやらなくてはならない。頑張っていきます」と表情を引き締めた。

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2014年11月1日のニュース